大会・演武会エトセトラ  長月(壱)

9月4日(日)T市民体育大会・空手道大会がM中学校体育館にて開催された。昨年までの数十年間、T市空手道連盟の理事長だった虎さんは毎回、大会運営や諸行事の手配や準備に追いまくられていた。しかし今年から理事長職を譲ったIN氏に全て任せたお陰で気が楽な事この上ない。T市空手道連盟副会長としての虎さんは開会の挨拶と表彰式だけで後は試合を観戦しながら選手の応援をしていればすんだ。大会は小学生・中学生各男女別でクラス分けし11種目の組手試合でで競い合った。市内四道場参加で行われ、虎さんのD館の選手は11種目中、優勝7名・準優勝8名、三位13名と健闘し選手・応援父兄ともに喜びに浸っていた。大会終了後も役員に全て任せて撤収。翌週11日(日)は東京・靖国神社古武術奉納演武会が開催された。前夜の大雨で東京に行くのも危ぶまれたが朝には雨も上がり、S師範と二人、午前7時54分発の高速バスに乗り込みいざ出発。午前10時前に池袋駅東口に到着。地下鉄丸ノ内線・半蔵門線と乗り継ぎ九段下駅へ。靖国神社参道には多くの骨董業者が立ち並ぶ骨董市が開催されていた。正門前までは冷やかし店を覗きながら進んだ。正殿でお参り後、演武場の能楽堂待合室へ。演武参加の関東近郊のB舎師範はすでに到着しており、我々を迎えてくれた。演武着に着替えて後、演武八団体の代表を先頭に全員が参集殿に向かう。長い回廊を歩き本殿に昇り修祓を受け、代表者各自が榊を供え二礼二拍手一例の参拝をすまし供物を受け取り演武会場へ。開会までに各自昼食を済まし出番待ちとなる。12時20分、演武が開始される。最初は武楽座の演武(舞)。武楽舞いとは能の舞いに武術の動きを取り入れた日本情緒豊かな、また鋭い動きを秘めた独特の舞いであった。続いて田宮流居合術・柳生心眼流兵法・天神明進流柔術・関口流抜刀術・無比流棒術・兼相流柔術・正木流万力鎖術と各流15~20分程の見事な演武が行われた。さて能舞台最後の演武として14時15分からは寅さん達の気楽流柔術・戸田流兵法の演武である。まず気楽流の柔術・鎖鎌術・鉄扇術の演舞と続き、戸田流隠し武器・分銅鎖術そしてトリは虎さんとS師範の武蔵円明流懐剣術(鉞形の隠し武器)の演武。観客は少なめで有ったが万雷の拍手喝采。B舎師範会6名、会心の演武であった。能舞台の演武終了後、舞台前庭では森重流砲術(火縄銃)の演武が始まった。轟音棚引く火縄銃の演武と解説に観客は魅了された40分程の演武であった。全てが終了後、直会のため九段下にある居酒屋さくら水産へ。骨董市を冷やかしながらゆっくりと歩みを進める。午後四時、残った6名で第二道場へ。ここは店名のように海産物の安く上手い店である。ビールで乾杯後、旨い肴を頬張りながら楽しく武道談義が始まる。一時間後、主催者・田宮流居合術のN師範一行と合流。旨い酒を酌み交わしながら歓談に華が咲く。楽しい時間は短いもので帰りの高速バスの時間が迫る。後ろ髪を引かれる思いで(虎さん後ろ髪は無いか)会場を後にする。池袋19時50分発の高速バスに乗り込み帰還。雨にも降られず十年来の友人とも話も出来、良い一日であった。感謝。